県は1日から県庁舎の再整備(建て替え)についての県民意見募集(パブリックコメント)を始める。県は県民の意見を踏まえ基本構想をまとめる考えで、県管財課では「まずはどんな県庁舎にしてほしいかという意見を募りたい」としている。
 現在の県庁舎は1966年、岐阜市藪田南2に完成。築49年が経過し、老朽化や狭さが課題になっている。県は昨年12月から県幹部や県議会、各種団体の関係者らを集め、検討委員会を設置。県は6月、基本構想の素案を検討委員会に示した。
 県が再整備の基本理念としているのは、高い耐震性や働きやすい執務環境、長寿命、省エネなどの機能を備え、県民に開かれ、親しまれる県庁舎づくり。具体的には危機管理機能の充実や展望ロビーなどの新設、執務室の拡充などを検討している。県は今後2年程度で基本構想を作り、早ければ来年度にも設計に取りかかり、2019年に着工。供用開始は22〜25年度を想定している。
 今回募集するのは基本構想策定に向けた意見。特に県庁舎にどのような機能や性能を求めるのかという観点での意見を募る。県内在住者のほか、通勤・通学者、県内に事務所や事業所がある人が対象。郵送やファクス(058・278・2550)、電子メール(c11116@pref.gifu.lg.jp)で提出する。締め切りは30日。問い合わせは県管財課県庁舎再整備係(058・272・1111、内線2219)。【道永竜命】

本記事では,岐阜県におけるパブリックコメントの取組を紹介.
「旧岐阜県庁舎」*1の位置から「町の中心から,外へ外へと出て行」*2いき「築49年」*3となる同県の庁舎.「建物・設備の老朽化,狭隘化が進んでいる」ことに加えて,「大規模地震発生時に災害対策の中枢拠点として」「十分な対応ができないこと」への「懸念」から「再整備」*4を検討.「整備予定地」は「現在の庁舎敷地内」*5が構想されている.整備された同県庁.「庁舎再整備基本構想策定に向けた検討」*6への意見の応募結果は,要確認.

*1:岐阜県HP(組織別情報総務部管財課)「旧岐阜県庁舎について

*2:隈研吾『建築家,走る』(新潮社,2015年)225頁

建築家、走る (新潮文庫)

建築家、走る (新潮文庫)

*3:岐阜県HP(組織別情報総務部管財課岐阜県庁舎再整備県民意見募集)「岐阜県庁舎の再整備(建替え)について

*4:前掲注3・岐阜県岐阜県庁舎の再整備(建替え)について)1頁

*5:前掲注3・岐阜県岐阜県庁舎の再整備(建替え)について)3頁

*6:岐阜県HP(組織別情報総務部管財課岐阜県庁舎再整備県民意見募集)「岐阜県庁舎の再整備(建替え)について