愛知県と名古屋市が県と政令市の二重行政を解消する「調整会議」を設置し、19日に初会合を開く。11日、県と市が発表した。今月施行された改正地方自治法に基づく措置で、類似の施設建設や事業の重複を防ぐことが狙い。
 初会合は、大村秀章知事と河村たかし市長が協議の進め方などを話し合う。大村知事はリニア中央新幹線の開業に向けた名古屋駅の整備や、中部国際空港の機能強化について話し合う見通しを示した。案件によって、議員や第三者の学識者らも出席する。一方、県と市で意見が対立している県体育館(名古屋市中区)の改修問題について、大村知事は「具体的な話になっていない」、河村市長も「議題に上がっていない」と述べ、協議項目にならない考えを示した。【道永竜命、三上剛輝】

本記事は,名古屋市と愛知県における調整会議の設置と開催を紹介.
2016年4月19日に「午後2時から午後2時30分」*1の30分間で開催が予定されている同会議.出席者は,同「市長」と同「県知事」.主な議題は,「調整会議運営要領」と「平成28年度の県・市の連携事業」*2と示されている.「指定都市と包括都道府県のトップ会議と位置付けられる」*3同会議.限定された会議時間にいたるまでの,実際の運用は,要観察.

*1:愛知県HP(組織でさがす企画課)「第1回名古屋市・愛知県調整会議を開催します。

*2:前掲注1・愛知県(第1回名古屋市・愛知県調整会議を開催します。)

*3:松本英昭『新版 逐条地方自治法第8次改訂版』(学陽書房,2015年)1396頁

新版 逐条地方自治法

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