財政再建中の北海道夕張市の鈴木直道市長は22日、東京都庁を訪れ、小池百合子知事を表敬した。都職員出身の鈴木市長は「再生にかじを切るタイミングで新しい連携をつくりたい」と要望。小池知事は「どう連携できるか話し合い、しっかりと夕張市を支えたい」と応じた。
 市は財政再建団体に転落した2007年3月から約10年間で、国から借りた金額の3分の1に当たる約116億円を返済。今後、若者の定住や子育て施策を強化する方針で、鈴木市長は「お金を返すだけではだめ。地域も元気にしなければならない」と強調した。
 都は現在、職員2人を市に派遣。うち1人は表敬訪問に同行しており、小池知事は「(財政が豊かな)都とは真逆かもしれないが、それだけに学びになると思う」とエールを送った。(2016/12/22-12:29)

本記事では,夕張市と東京都における自治体間連携の取組方針を紹介.
同市と同都間で「お互いの特徴を生かしながら」「価値を高める」ことを目的の実施されてきた「新しい自治体間連携モデル」*1としての両市都間の連携の取組.同都の「教育委員会」「消防庁」「文化交流」による「連携事業」*2,同「都職員」の「理事・主幹」としての「派遣」*3による「取組実績」*4は積み重ねられている.本記事によると,2016年12月22日に同市長が同都を「表敬訪問」し,同都からは「どう連携できるか話し合い」しっかりと夕張市を支えたい」という方針が示されたことを紹介.今後の「「政策ベース」の連携」*5内容は,要観察.