<コロナ緊急事態>港区、民間でPCR検査 時間短縮 翌日には結果判明へ(東京新聞2020年4月14日)

 港区は十三日、みなと保健所のPCR検査で民間の検査機関の利用を始めたと発表した。結果の判明までの時間を早めるという。

 みなと保健所で検体を取り、都健康安全研究センターだけに検査を依頼してきたが、四月に入って検査数が増え、結果判明まで数日かかる状況が続いていた。現在は一日に二、三十件の検体を採取しており、担当者は「不安に思っている方に早期の診断結果を提供し、適切な医療につなげ、命を守りたい」と話す。

 検査対象は区内の病院で診察を受けた人と、「帰国者・接触者相談センター」から紹介された市民で、今後は翌日には結果が判明するという。

 また、感染が判明した人を病院に搬送するため、保健所専用の車両二台と運転手を新たに確保した。民間救急コールセンターを通じて救急搬送会社に依頼していたが、三月中旬から確保に時間がかかるようになっていた。(市川千晴)

本記事では,港区における微生物検査の取組を紹介.

「現在」,「区が東京都の検査機関に検体を搬入し検査を行って」いる「PCR検査」*1.他方,「検査数の増加」に伴い,同「都の検査機関」の「検査結果」が「判明」するまでの「期間が長引」くことにより,「検査結果」の「判明」前に「疑い患者の病状が悪化する場合急な入院調整が難しく」*2なる場合がある.

そこで,同区では「疑い患者の早期診断」を目的に,2020年「4月13日」から2021年「3月31日」の間,「民間検査機関の「活用」*3を開始している.

「行政から民間への働きかけ」*4による同取組.「結果判明までの時間短縮・検体数増加への対応」と「保健所職員の業務量が軽減」*5状況は,要観察.