東京・千代田区、コロナ自宅療養者診療の新体制(日本経済新聞2021年8月5日) 

 東京都千代田区は5日、自宅療養している新型コロナウイルス患者への診療体制を強化したと発表した。区医師会や区内医療機関と連携し、保健所が診療が必要と判断した患者に電話やオンラインでの診療、往診にあたる。自宅療養者から「医師に相談できる仕組みがほしい」との声があったことに対応した。

 区医師会の19診療所が当番制で診療にあたる。保健所が健康観察している患者が体調悪化や不安の訴えた場合、診療所に連絡して診療してもらう。診療結果に応じて酸素濃縮機を処方したり、外来診療をする区内の東京逓信病院と三楽病院に救急搬送したりする。これまでは、健康観察で診療が必要と判断されても、一部の医療機関が個別に対応するにとどまっていた。

 対応時間帯は当番診療所によって異なる。区薬剤師会とも連携し必要な薬剤は宅配する。区によると、区内の自宅療養者は現在約120人で、このうち約30人は入院を希望する待機者となっている。

本記事では、千代田区における感染拡大防止の取組を紹介。

同区では、「自宅療養」の「区内の感染者が自宅で体調が悪化した際」に「医療支援を受けられる」ようにする目的から、同「区内の東京逓信病院、九段坂病院、三楽病院、および医師会(19診療所)」による「診療体制*1を整備。

「限られた資源を効率的に利用」*2する同取組。今後の対応状況は要確認。