多摩市 小学校の水泳授業は校外プールに＜各市の予算案＞（東京新聞2022年2月9日）
公立小学校全十七校の水泳の授業を校内の屋外プールから民間や市営の屋内プールに移し、インストラクターに指導してもらう費用として五千八百万円を計上した。市によると、学校単位での同様の措置はあるが、自治体が全校の水泳の授業で実施するのは全国的にも珍しいという。
近年の猛暑により屋外プールで授業ができないケースが相次ぎ、市は昨夏、小学校三校で授業を校外の屋内プールで実施。児童の泳力向上に効果があるとして拡大することにした。阿部裕行市長＝写真＝は「現場に好評。プールのメンテナンス費を減らすことができ、教員の働き方改革にもつながる」と話した。気候変動対策では、市役所や小中学校など公共施設四十五カ所で多摩清掃工場の余剰電力を活用する。二酸化炭素削減効果は一般家庭千三百軒相当の三千百六十トンになるという。事業費は一億五千四百万円。コロナ禍で苦境の中小企業向け経済対策として、キャッシュレスなどのデジタル化や販路開拓に対し百万円を上限に全額補助する。百件程度を見込み一億三百万円を盛った。二月一日現在、市の人口は十四万七千四百二十六人。一人当たりの歳出額は四十二万七千七百八十七円。（宮本隆康）
本記事では、多摩市における民間委託の取組を紹介。
同市が、2021年「年度」に、同市の「小学校3校で試行実施した屋内プールでの水泳指導の民間委託」を、「小学校全校に拡大し、試行実施」*1する予算案を編成。
実施手法の「的確な組合せ」*2の内容は、予算成立後、要観察。
