東京・北区が学校給食を無償化へ 区長が年頭あいさつで方針 新年度から実施(東京新聞2023年1月4日) 

物価高やコロナ禍を受け、子育て世帯への支援を強化するため、東京都北区は新年度から区立小中学校の給食費を無償化する。花川与惣太よそうた区長が4日、同区内であった賀詞交歓会の年頭あいさつで方針を示した。区は4月からの実施に向け、2023年度当初予算案に関連事業費約11億円を盛り込む。
 区では20年10月から、多子世帯への支援として第2子は給食費の半額、第3子以降は全額を補助。22年7月からは物価高を受けて給食の食材購入費の一部を負担している。年頭あいさつで花川区長は「(北区の)子育て施策ナンバーワン(の地位)をより確かなものにしていく」と述べた。
 給食費を巡っては各自治体で支援の動きが広がっている。本紙が関東1都6県の31区市を対象に、昨年12月に実施したアンケートでは、東京都葛飾区が新年度からの無償化を決め、東京都中央区、品川区、水戸市が導入に向けて前向きに検討していると回答した。(浜崎陽介)

本記事では、北区における給食費の取組方針を紹介。

同区では、「多子世帯の保護者の経済的負担を軽減する」目的から、同区「に住所を有し、生計を同一にする世帯のうち」同「区立小・中学校に在籍している第2子以降」の子をもつ「保護者」と「就学援助や生活保護を受けていない世帯」を対象に、「学校給食費の補助制度」を「実施」*1。本記事によると、2023年4月からは「区立小中学校の給食費を無償化」とする方針が示された模様。

継続的な「財源の手当て」*2の状況は要確認。

*1:北区HP(子育て・教育 : 小・中学校援助・助成 )「多子世帯の学校給食費補助制度

*2:阿部彩・村上伸子・可知悠子・鳫咲子『子どもの貧困と食格差』(大月書店、2018年)112頁