民間の「複業」人材登用へ 稲城市が実証実験(東京新聞2023年5月9日) 

 東京都稲城市は、人材紹介のスタートアップ企業「Another works(アナザーワークス)」(港区)と連携し、本業とは別の仕事をする「複業」の人材登用の実証実験を始める。複業人材を紹介する同社を通じ、行政の課題解消に民間人を活用する。市によると、同社と連携する自治体は七十七カ所目、都内では初という。

 「複業」は、地域貢献やスキルアップなどを目的とし、金銭報酬が目的の副業とは異なるとされる。同社は、複業を求める人と企業などをつなぐサービス「複業クラウド」で、企業や自治体、スポーツチーム、教育機関での人材登用を後押ししている。
 市は同社のサービスの登録者から、無報酬の地域活性化アドバイザー一人を公募する。市内の遊園地「よみうりランド」の来園者らに市内を回遊してもらい、地域経済の活性化につなげる観光施策を検討してもらう。
 登用期間は今年六月から十一月末までの半年間。週に一回、市観光課のミーティングなどにオンラインで参加する以外は、原則として自宅などでのリモートワークで、市役所に出勤する必要はない。十日まで募集し、今月下旬に採用者を決める。(宮本隆康)

本記事では、稲城市における副業を紹介。

同市では、同社と「連携」し「複業人材を登用する実証実験を開始」*1。具体的には同「市職員との観光施策立案に関するディスカッション」、「観光施策実行に向けた地域商店街などの方とのミーティング」*2を実施。

「自身の職場以外」での「学び」*3につながる過程は要観察。