■隈研吾さんがデザイン 北区の児童相談所など複合施設(東京新聞2023年7月4日)
施設は二〇二六年度に開設予定。四階建て延べ約六千七百五十平方メートル。子ども家庭支援センターや児童発達支援センターなど複数の機能を持たせ、憩いのスペースも設ける。外壁の一部に温かみを感じさせる木目のパネルを使い、中央部は吹き抜けにするという。設計事業者の公募に二十社が応じ、昨年三月に隈さんの事務所が選ばれた。設計費は約一億五千九百万円。隈さんは「相談に行きたいと思える明るい雰囲気が大事。親しみを感じられるデザインにした」。山田区長は「子どもたちを守っていくため、いつでも相談に来られる場所にしたい」と述べた。(浜崎陽介)
本記事では、北区における児童相談所建設の取組を紹介.
同区では、「児童相談所・一時保護所の整備に併せて、子ども家庭支援センター、児童発達支援センター、教育総合相談センター等を複合化」した施設を、2026年度の「開設に向けた検討」*1を実施。同施設の建設は、同「都市設計事務所」が「基本・実施設計を担当」*2する。
特別区間で「段階的な」*3となる同施設設置の取組。同区の解説動向は要観察。
*1:北区HP(子育て・教育 : 児童相談所開設準備 )「児童相談所等複合施設について」
*2:北区HP( 区政情報 : 広報・広聴 : 報道 : プレスリリース : 令和5年7月プレスリリース )「【7月3日】建築家の隈研吾氏が北区長を表敬訪問」
*3:大杉覚「自治権「回復」と事務権限「拡張」をめぐる特別区の歩み」『都市問題』Vol.111、2020年6月、65頁