東京都、スマホアプリで生物調査 撮影・投稿に都民参加(日本経済新聞2023年8月14日) 

東京都はスマートフォンのアプリを使った都民参加型の野生生物の調査を始めた。京都大学発のベンチャー企業バイオーム(京都市)のいきものコレクションアプリ「バイオーム」を活用し都民らに都内の野生の生物を撮影し、投稿してもらう。都内の野生動植物の生息・生育状況をとりまとめた野生生物リストの策定に役立てる。

参加者は専用アプリの手順に沿ってトンボやチョウなど都内各地で見つけた野生の動植物を撮影し、投稿する。人工知能(AI)が画像から生物の種類を判定。一連の作業を達成すると抽選でトートバッグなどの景品がもらえる。2023夏編として9月末まで実施し、10月以降に続編も予定する。

都は生物多様性保全のため生物の分布状況を調査し、リアルタイムで変化していく生態系の網羅的な把握を目指す。都民の生き物への関心を高める狙いもある。収集した野生生物の情報は都内の野生動植物の生息・生育状況をとりまとめた目録の策定に生かす。

本記事では、東京都における生物多様性の取組を紹介。

同都では、「2023年8月3日」から同年「9月30日」の間、「東京都全域」を対象に、「どなたでも参加でき」る「スマートフォンアプリを使った生物調査」*1を実施。

「市民の積極的な協力」*2状況は、要観察。

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 :これまでの報道発表 : 報道発表/令和5年(2023年)8月) 「スマホアプリで都民参加型生物調査 夏編 開始

*2:大森彌・大杉覚『これからの地方自治の教科書改訂版』(第一法規、2021年)36頁