【動画】石原恵利子氏、副知事に就任 女性単独は全国初 「期待に応えられるよう頑張る」 島根県(山陽中央新報2024年4月1日) 

 島根県政史上初の女性副知事に前政策企画局長の石原恵利子氏(59)が1日、就任した。女性単独の副知事は全国で初めて。県内では女性活躍の機運が高まっており、辞令を受けた石原副知事は「(女性活躍推進の)期待にしっかり応えられるよう頑張っていく」と抱負を語った。

 県は子育て支援や女性の社会進出などを目指して女性活躍の旗を振る中、2024年度の病院局を除く女性管理職の割合は前年度比1・2ポイント増の16・0%で過去最高を更新し、目標(15%)を初めて上回った。山陰合同銀行松江市魚町)では、生え抜きの女性で地銀初となる代表取締役就任が内定するなど、県内で女性が活躍する幅が広がっている。

 1日に松江市殿町の県庁で丸山達也知事から辞令を受けた後の就任式で、石原副知事は部次長級の県幹部約50人を前に「島根県政の発展のために力を合わせて頑張りたい」と強調。就任式後、報道陣の取材に対し、「改めて副知事という職の重さを感じる」と述べ、次期島根創生計画(2025~29年度)の策定に向け、「知事を補佐し、県民のために力を発揮する」と意気込んだ。

 石原副知事は松江市出身。松江南高校を卒業後、1983年に県庁入り。県教育委員会教育次長、副教育長、政策企画局長などを歴任した。

 現在、島根県のほかに女性が副知事を務めているのは富山、石川、福井、三重、滋賀、広島、長崎の7県となっている。(高見維吹)

本記事では、島根県における副知事職の就任を紹介。

同県では、同県知事の「唯一の副知事、サポート役」として「性別に関係なく、どなたが一番ベストかという観点」*1から、「職員出身」*2による同職に配置。今後の県政の運営状況は要観察。