五十嵐・つくば市長、2期目退職金をネット投票で 市民が評価し平均点反映 公約基づき1期目22円(東京新聞2024年8月27日) 

 茨城県つくば市の五十嵐立青(たつお)市長は26日、11月の2期目の任期満了後の退職金支給額を、市民によるインターネット投票で決めると発表した。市政運営への市民の評価を退職金に反映させ、自分の1票で社会の仕組みを変えられることを実感してもらう狙いという。

 五十嵐市長は2016年11月の初当選時、退職金廃止を公約に掲げた。ただ、退職金を全額辞退すると政治家の寄付行為を禁じる公職選挙法に抵触する恐れがあるため、1期目は特例条例で月額1円を基準額とし、その22倍とする退職金の規定に基づいて「22円」を受け取った。
 2期目の退職金をネット投票で決めることは、市長自らの発案という。投票には市政情報を発信するアプリ「つくばスマートシティアプリ」を使い、10月27日投開票の市長選後の11月1~11日に行う予定。15歳以上の市民が対象で、署名用電子証明書が利用できるマイナンバーカードが必要となる。
 投票では、2期目の市政運営を0~100点(10点刻み)で評価してもらう。投票者の評価の平均点数と市長の月額給与92万7千円から退職金の基準額を決定。最終的な支給額は平均点が0点なら22円(月給1円として計算)、100点なら約2千万円となる。
 今回も特例条例で対応し、既に市議会に条例案を提出。五十嵐市長は次の市長選にも3選を目指し出馬表明している。(青木孝行

本記事では、つくば市における市長退職金支給の取組方針を紹介。

同市では、同市の「アプリ」*1を用いて、本記事によると、市長「任期満了後の退職金支給額を、市民によるインターネット投票」を実施する方針の模様。

同取組を通じた「評価」*2の結果は、要確認。