東京都、都電遺構レールや敷石の譲渡先募集 工事で発見(日本経済新聞2024年10月16日) 

東京都は文京区と新宿区にまたがる白鳥橋で発見された都電の遺構の譲渡先を募集している。神田川の洪水対策のために橋の架け替え工事を進めていたところ、レールと敷石が発見された。研究や展示などで譲渡を希望する場合は30日までにメールで申し込む。譲渡は無償だが、切り出しや運搬の費用は譲渡を希望する人が負担する。

都は15〜16日に遺構を一般公開した。レールと敷石は複線分で約60メートル。一部の譲渡にも応じるという。

遺構が発見された区間の都電は1968年に廃止された。多くの場合、レールや敷石は撤去して舗装していたが、撤去せずに上からアスファルトなどで覆う場合もあったという。

本記事では、東京都における遺構公開の取組を紹介。

同都では、同都「建設局施行」の「神田川整備工事(その43)その2」にて「神田川に架かる白鳥橋の舗装を撤去した」際、「都電の遺構である敷石とレール」を「発見」*1。同遺構は「研究や展示などの用途で」「の譲渡」*2も実施。

同公開を通じた「周知」*3による保全状況は、要観察。