■「ひろば」整備 楽しむ場に ZOZOマリン 県、千葉市、千葉ロッテ協定(東京新聞2019年1月20日)

 

プロ野球千葉ロッテマリーンズ、県、千葉市三者は、ZOZOマリンスタジアム(同市美浜区)周辺の「ボールパーク」化で協定を結んだ。第一弾として、子どもたちがキャッチボールできる「マリンひろば」とスタジアム海側駐車場を整備。プロ野球が開幕する三月中から利用できるようにする。

 ひろばは広さ八百五十平方メートルで人工芝。周囲をフェンスで囲い、プロ野球の試合の二時間ほど前から無料でキャッチボールが楽しめる。少年野球チーム向けのイベントの開催も検討する。

 駐車場の収容台数は百八十一台から三百十三台に増やす。プロ野球の試合日に事前予約すれば千百円で利用できる。来場者の利便性向上や渋滞の解消を目的とする。

 ボールパーク化の協定は十五日付で、三者がスタジアム周辺を一体的に管理運営する。野球観戦だけでなく、さまざまなスポーツ体験ができるようにする。球団が昨年十一月、周辺の幕張海浜公園を管理する県と、球場を所有する市に要望していた。今後は飲食ブースの設置や「幕張の浜」の利用などで、にぎわいを創出する。

 プロ野球では横浜DeNAベイスターズ横浜市)が「横浜スポーツタウン構想」を打ち出すなど、各球団がスタジアム周辺の娯楽性を高めるボールパーク化を進めている。 (村上豊

本記事では,千葉市と千葉県における協定締結に関する取組を紹介。

同市と同県では,「県立幕張海浜公園」内の「同球場周辺のボールパーク化」に向けて,同社との「3者による基本協定」を,2019年「1月15日に」*1締結。具体的な「第1弾」の「整備」としては「芝生広場」と「駐車場」*2が予定されている。「地元の企業と行政」の「パートナーシップ」*3に基づく同取組。今後の整備状況は,要観察。

 

*1:千葉県HP(くらし・福祉・健康 :くらし :公園 : 県立都市公園ガイドマップ幕張海浜公園|県立都市公園 )「県立幕張海浜公園ZOZOマリンスタジアム周辺のボールパーク化について

*2:前掲注1・千葉県(県立幕張海浜公園ZOZOマリンスタジアム周辺のボールパーク化について)

*3:清水義次,岡崎正信,泉英明,馬場正尊『公民連携の教科書』(日経BP,2019年)10頁

 

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