鹿児島市のコミュニティサイクル(自転車の共同利用)社会実験「ecoちゃり」が終了、利用者は約1200人に上った。
 実験は二酸化炭素排出量削減や回遊性向上を目的に、10月5日〜11月13日までの40日間、中心市街地7カ所で自転車計70台を貸し出した。
 市環境政策課によると、委託業者が集計中のため数字は速報値。期間中の利用回数は約3000回で、全70台がほぼ1日1回ずつ稼働した計算になる。大半が一時的な利用で、全期間利用できる「定期」登録者は全体の5%にとどまった。期間中、雨や降灰があったのは計18日。自転車の破損や放置はなかった。同課は「コミュニティサイクルを認知してもらうきっかけになったのでは。利用者アンケートを分析し、今後の方針を検討したい」としている。

本記事では,鹿児島市における自転車共同利用に関する社会実験の取組結果を紹介.同取組の詳細は,同市HPを参照*1
同取組は,2011年10月5日から11月13日の「40日間」で実施.同市内「7カ所」の「サイクルポート」に「1ヶ所10台程度」の自転車(計70台)を配置し,「身分証明書の所有者で13才以上」で「140cm以上の人」の同「市民」や「観光客」の方がは「自転車を借用・返却できる」もの.「貸出料金」は,「1日利用」であれば「200円」,「定期利用」であれば「1,000円」の「登録料金」に「利用料金」を加算.「利用料金」は,「30分までは無料」として,「30分をこえて120分までは」「30分毎に100円加算」,「120分をこえると」「1時間毎に1,000円加算」.自転車の「返却」は「目的地付近のサイクルポート」*2で行える.
本記事を拝読させて頂くと,「利用者は約1200人」,「利用回数は約3000回」であり,その性質別の利用は,「大半が一時的な利用」となり「全期間利用できる「定期」登録者は全体の5%」であったとも報道.本記事のみでは判然とはしないものの,しばしば観察される,コミュニティサイクル導入に伴う「利用の集中と偏り」*3は,同市の7カ所のサイクルポート間での生じることがなかったのだろうか.要確認.