福井県は、県内の文化や歴史、自然の豊かさを表す景観を選んだ「福井ふるさと百景」を紹介するガイドブック「福井県選定 福井ふるさと百景」を作成した。福井県を特徴付ける100のテーマで景観写真を収め、地図や住民らのコメントとともに掲載している。福井新聞社から20日発刊される。
 ふるさと百景は、県内の美しい景観を県民の共有財産として発信し、地域に誇りと愛着を持ってもらおうと昨年4月に選定した。単独の風景に限定せずテーマに関連する景観をひとまとまりで表したのが特徴。県内外に知られる観光地のほか、農作業の様子、白壁の民家群など生活の営みを感じさせる景観にも光を当てている。テーマは「命を育(はぐく)む母なる大河 九頭竜川」「釜茹(ゆ)での湯気立つ越前がにの水揚げ港」など。それぞれ写真5枚程度と解説文のほか、主要スポットの地図と公共交通機関などのアクセスを加え、ガイド本に仕上げた。自然、歴史・文化、まちなみ、産業のジャンル別や写真1枚ずつの索引も付けた。A5判、236ページ。価格1千円(税込み)。県内主要書店で販売する。問い合わせは福井新聞社事業局=電話0776(57)5180。

本記事では,福井県における景観に関するガイドブックの発刊の取組を紹介.
その多寡はあるものの,「地域別一覧」*1からも分かるように,すべての市町から選出されている,「加越国境の旧北陸道」から「小浜線*2まで選出された100景は,同県HPでは2011年4月*3から公表.同県の自然が37景,歴史・文化は34景,そして,「路面電車が走る 福井の街角」*4のような「まちなみ」が22景,産業が7景と「ジャンル別」*5にも区分されている.本記事を拝読させて頂くと,同ガイドブックでは「写真5枚程度と解説文のほか,主要スポットの地図と公共交通機関などのアクセス」,「住民らのコメント」も掲載されている模様(同サイト上の内容との異同があるのでしょうか,入手し,要確認).「外の地域との結びつき」*6も深い同県.本ガイドブックを手にとり,各景観を眺めに訪れる県内外の方々の増加も効果ができそう.