陸前高田市は2013年度、復興施策のソフト面の強化を狙いに、庁内に新たに「戦略室」(仮称)を設置する方向で調整に入った。復興まちづくりの具体化に合わせ、重要となる企業・団体との連携や、外部からの各種提案を検討し、新たなまちの魅力や産業振興に生かす役割を担う。「復興元年」を経て、本格復興を加速させる新年度に組織体制を強化する。
陸前高田市は東日本大震災で、甚大な被害を受けた。市街地が壊滅し、ゼロからのまちづくりが迫られている。戦略室は、まちづくりや産業振興などに関する外部から寄せられる提案に対応する窓口となり、企業・団体との連携を新たなまちづくりの中で、どう生かすかを検討する。
本記事では,陸前高田市における組織再編方針を紹介.
現在,同市では「復興対策局」を設置.同局では「復興の基本方針の策定に関すること」「復興計画の策定に関すること」「復興に係る国,岩手県その他関係機関との連絡調整に関すること」「その他災害復興に必要な事項に関すること」を所掌し,また「復興対策局」内に設置されている「事業推進室」では,特に「復興計画に係る事業推進に関すること」と「その他復興事業に関すること」*1を所掌されている.本記事によると,「復興施策のソフト面の強化」を目的に,「企業・団体との連携」,「外部からの各種提案を検討」を行い,「新たなまちの魅力や産業振興に生かす役割」を果たす組織として,「「戦略室」(仮称)」設置予定が報道.事業推進室がハード面での事業とすれば,「「戦略室」(仮称)」はソフト面での「集中化」*2という整理なのだろうか.今後の実際の事務分掌も要確認.