県は秋田杉などの県産材を活用し、正庁(県庁舎1階)の内装を一新する。県有施設の木造・木質化を進める県産材利用推進計画の一環で、県産材の良さを打ち出せる内装に仕上げる計画。月内に着工し、10月中にリニューアルを終える予定だ。
県によると、床面積486平方メートルの正庁の大規模改修は県庁舎が建設された1959年以来初めて。これまで合板だった壁と天井(高さ6・6メートル)を杉材にするほか、カーペットを張り替えて一部をフローリングにする。改修に用いる県産材は61立方メートル。改修費は冷暖房機器の更新などを含め1億1千万円。正庁は県文化功労者や県芸術選奨の表彰式、県の重要会議などに利用されている。
本記事では,秋田県における庁舎改修の取組方針を紹介.「地産地消林業」*1としての同県産材の活用による正庁改修の同取組は,同県HPを参照*2
『あきた県産材利用推進方針』*3に基づき進められている「内装の木質化」が図れている,20の建築物の一つが「秋田県庁議会棟旧館」である「正庁」.同「内部改修」の延床面積は「720.0」平方メートルとあり,事業費は「84,880」*4千円と推計.本記事では,実際の改修内容を紹介.改修後には,ぜひ訪問してみたい.
*1:西尾隆「制度改革・地域再編下の日本の森林と林業」西尾隆編『分権・共生社会の森林ガバナンス』(風行社,2008年)78頁 分権・共生社会の森林ガバナンス―地産地消のすすめ (ICU21世紀COEシリーズ)
*2:秋田県HP(産業・労働:林業・水産業:林業全般:「あきた県産材利用推進方針」等について)「第4期県産材利用推進計画の実績と計画」3頁
*3:秋田県HP(産業・労働:林業・水産業:林業全般:「あきた県産材利用推進方針」等について)「あきた県産材利用推進方針」(秋田県,平成24年6月)2頁