ごみやペットに関するマナー向上を図ろうと、金沢市が昨年四月から町会に貸し出している二種類の啓発用看板が好評だ。貸出数は十四日までに計四百五十五枚に上る。
 内訳は、ごみのぽい捨て禁止が二百十五枚、ペットのふん放置禁止が二百四十枚。三和、諸江、三馬の各校下など五十八町会が、公園のフェンスや個人宅の塀に掲示している。看板は縦三十センチ、横十五センチのプラスチック製。景観の妨げにならないようサイズを抑え、色づかいも暗めにした。各町会は最大五枚ずつ借りられる。
 市は二〇一二年四月、民有地を除く市内全域でごみのぽい捨てやペットのふん放置を禁止する条例を施行。JR金沢駅周辺など重点区域では罰則も設けている。市市民協働推進課の担当者は「条例の周知とぽい捨ての抑止につながってほしいが、看板が多すぎるのも景観上望ましくない」と複雑な心境を明かす。今後、各町会で看板の効果を聞き取りし、マナー向上に生かしたい考えだ。 (谷口大河)

本記事では,京都市におけるマナー啓発の取組を紹介.
同「市内の各町会」に対して,「各町会単位」で「ぽい捨て」「ペットのふんの放置」の「防止用の看板」を「貸出」*1す同取組.本記事では,2015年1月14日現在,「56町会」に「455枚」が貸し出されている模様.設置された単位内での「違反者」「タイプ」*2毎での対応も,要確認.

*1:金沢市HP(市民活動・相談)「グッドマナー

*2:曽我謙悟『行政学』(有斐閣,2013年)411頁

行政学 (有斐閣アルマ)

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