東京都は1日までに、来年10月に都庁舎(新宿区)の議会棟1階に認可保育所を開設すると発表した。待機児童の解消や女性職員の活躍推進が狙い。舛添要一都知事は「(民間の)事業所内保育所の設置推進のシンボル的な存在になる」と説明した。今年4月から運営事業者を公募する。
 定員は0〜2歳の48人で、半数は地域枠として新宿区民が利用できる。残り半数は都職員のほか、協定を結んだ近隣企業の従業員も使える。午前7時から最長で午後10時まで開く。看護師が常駐し、突然の体調不良にも対応できるようにする。4月1日から始まった国の子ども・子育て支援新制度で、事業所内保育所でも一定の条件を満たせば認可施設になれるようになった。保育料は一般の認可保育所と同じになる。

本記事では,東京都における「事業所内保育所」の取組方針を紹介.2014年7月14日付及び,同年9月16日付の各本備忘録でも記録した同都による取組.概要は,同都HPを参照*1
「都議会議事堂1階南側」に「(一財)東京都人材支援事業団」により「設置」*2が予定されている同保育所.2016年「10月」の開設が予定されており,「運営事業者」は,2015年度に「公募して選定」*3する.「入所定員」は,「0〜2歳児」が「48名」となり,内訳では,「地域枠」として「新宿区民の子供」が「24名」,「都職員・近隣企業の子供」となる「従業員枠」が「24名」となる(「近隣企業」も含まるのですね).「 開所日」は,「年末年始・休日を除く」「月曜日から金曜日」,「保育時間」は「基本保育」が「朝7時00分から夜6時00分まで」,「延長保育」が「夜6時00分から夜10時00分まで」*4となる.「その他」の特徴としては,「在園児の当日の体調不良に対応するよう看護師が常駐,一時預かりも対応予定」*5であるという.
現在,「赤ちゃん・ふらっと」「幼児ルーム」*6等を設置する同庁舎.「公用物の公共的利用」として,さらに同庁舎を「開く」*7こととなる同取組の,具体的な設置場所は,要確認.

*1:東京都HP(これまでの報道発表2015年3月)「都庁内保育所の設置について 平成28年10月、地域・企業に開かれた事業所内保育所を開設」(総務局,平成27年3月31日)

*2:前掲注1・東京都(都庁内保育所の設置について 平成28年10月、地域・企業に開かれた事業所内保育所を開設)

*3:前掲注1・東京都(都庁内保育所の設置について 平成28年10月、地域・企業に開かれた事業所内保育所を開設)

*4:前掲注1・東京都(都庁内保育所の設置について 平成28年10月、地域・企業に開かれた事業所内保育所を開設)

*5:前掲注1・東京都(都庁内保育所の設置について 平成28年10月、地域・企業に開かれた事業所内保育所を開設)

*6:東京都HP(都庁見学のご案内)「食堂・売店等施設

*7:松井望「行政財産使用の選択 〜目的外使用の許可制度と貸付制度」小島卓弥編著『ここまでできる実践公共ファシリティマネジメント』(学陽書房,2014年)261頁

ここまでできる 実践 公共ファシリティマネジメント

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