半田市は、榎下町の「半田赤レンガ建物」のオープンに合わせ、建物から半田運河周辺の「蔵のまち」まで一・一キロ区間の趣のある細い路地を中心に、幅五十〜八十センチの誘導帯を設けた。路面に案内板代わりの表示もあり、薄茶色に塗装した誘導帯に沿って歩くと観光スポットにたどり着ける。
誘導帯は歩行者用で、半田赤レンガ建物から国道247号を挟んだ向かい側の市道からスタート。南に進み堀崎町周辺の紺屋海道を通り、東に進んで半田運河まで続く。曲がり角など分かりにくい地点には、建物や運河のイラスト入りの表示板が塗装路面に埋め込まれた。
市内には観光拠点が点在しており、回遊性の向上が課題。市内で観光客の集まる「蔵のまち」と、童話作家新美南吉の生家などがある「南吉のふるさと」の中間地点に、赤レンガ建物があるため、市は観光の「回遊拠点」と位置付ける。
二〇一六年度には建物から「南吉のふるさと」までの歩道も塗装し、さらに市内を歩いて巡りやすくする。(山野舞子)
本記事では,半田市における誘導帯整備の取組を紹介.
「1898年」に「カブトビールの製造工場」として建設された建物を,1996年に同市が「所有」し,2015年より「半田赤レンガ建物」として「公開」*1開始.本記事によると,同市の「半田運河・蔵のまち」*2までの路地に「薄茶色に塗装した」「誘導帯」を整備し,「誘導帯に沿って歩くと観光スポットにたどり着ける」模様.
経路選びの「選好と行動」*3の結果は,要確認.