石破茂地方創生相は6日の記者会見で、地方版総合戦略づくりに72%の金融機関が関与しているとの調査結果を公表した。7月下旬〜8月上旬に地銀・信金など523機関を対象に調べた。専門チームや関連窓口を設けた機関も66%にのぼった。政府は全国の自治体に地域一体で戦略をつくるよう求めており、石破氏は「良い数字になってきている」と評価した。

本記事では,政府における「地方創生への取組状況に係るモニタリング調査結果」*1を紹介.
同調査によると,「地方版総合戦略の策定」に際しては,「金融機関」の「82%」が自治体と「接触*2しており,「65%」が「策定に関与」し,「7%」*3が予定であることが分かる.関与の内容は,「総合戦略推進組織等に参加」が「61%」,「意見交換・協議に参加」が「58%」,「分析・調査への協力」は「27%」,「KPI・PDCAサイクル整備」は「13%」*4とある.
「中長期的に見て,ぶれない方針を持つ」*5,「自分たちの計画,自分たちのための計画」*6として,総合戦略の策定内容は,策定後,要確認.

*1:首相官邸HP(総理大臣主な本部・会議体まち・ひと・しごと創生本部)「地方創生への取組状況に係るモニタリング調査結果」(まち・ひと・しごと創生本部事務局,平成27年10月)

*2:前掲注1・首相官邸(地方創生への取組状況に係るモニタリング調査結果)3頁

*3:前掲注1・首相官邸(地方創生への取組状況に係るモニタリング調査結果)4頁

*4:前掲注1・首相官邸(地方創生への取組状況に係るモニタリング調査結果)5頁

*5:山下祐介・金井利之『地方創生の正体』(筑摩書房,2015年)45頁

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

地方創生の正体: なぜ地域政策は失敗するのか (ちくま新書)

*6:前掲4・山下祐介・金井利之2015年:46頁