道は1日、希望する職員が勤務時間を最大1時間前倒しできる「朝型勤務」を始めた。7、8月に実施した昨年より期間を2カ月拡大し、9月30日まで取り組む。
 仕事と充実した生活の両立を目指そうと、国が朝型勤務を自治体に勧めていることを受け、道は《1》午前7時45分〜午後4時半《2》午前8時〜午後4時45分《3》午前8時15分〜午後5時―の3パターンの勤務を認める。通常の勤務時間は午前8時45分〜午後5時半。昨年は利用率が2割台にとどまったことを踏まえ、目標水準を利用率50%に設定した。
 1日は道人事課で42人のうち12人が朝型勤務を選択した。職員の大畠麻央さん(28)は「夕方の時間は料理教室に通うなど『婚活』に活用したい」と話した。道は1日、ノーネクタイなど軽装で執務する「クールビズ」も始めた。

本記事では,北海道における「朝型勤務」の開始を紹介.
2015年度は,「7月及び8月」の間,「希望する職員」「全職員」が「務開始時刻の8:45」から「1時間早め」,「終業時刻」を「16:30」とした「朝型勤務」*1.「早出勤務は」「1日でも可」とし,「早出勤務日の時間外勤務」は「原則禁止」するとともに,「原則16:30以降に会議時間を設定しない」*2こととされてきた.実際の取得率は,同年7月では本庁では「22.0%」,振興局は「27.8%」,8月はそれぞれ「18.1%」と「23.6%」*3.本記事では,2016年度は「午前7時45分〜午後4時半」「午前8時〜午後4時45分」「午前8時15分〜午後5時」の「3パターンの勤務」を採用された模様.「労働時間の無限定性」*4を限定する同取組.本年度の取得状況も,終了後,要確認.

*1:北海道HP(本庁各部・局・行政委員会総務部人事課)「朝型勤務の実施について

*2:前掲注1・北海道(朝型勤務の実施について)

*3:北海道HP(本庁各部・局・行政委員会総務部人事課朝型勤務の実施について)「朝型勤務の実施結果について

*4:筒井淳也『仕事と家族』(中央公論新社,2015年)104頁