富山市 補正予算など議案発表
 富山市は二十四日、議会事務局の職員定数を増やす条例改正案や、七十億三千万円の一般会計補正予算案など二十一議案を発表した。十二月一日開会の市議会十二月定例会に提案する。
 同改正案では、政務活動費不正の再発防止のため、議会事務局の定数を二十一人から二十四人に拡大。法律や会計に詳しい職員を増やし、政活費使途のチェック態勢強化や、領収書のインターネット公開などに対応する。
 一般会計補正予算案では、観光客らに甲冑(かっちゅう)の着付けや乗馬を楽しんでもらう体験施設の建設費として六千八百七十万円を計上。二〇一八年春に富山城址公園内でのオープンを目指す。このほか、中心市街地のにぎわい創出として、イベントステージの設置などに七千五百万円を盛り込んだ。 (杉原雄介)

本記事では,富山市における「富山市職員定数条例」*1の改正案を紹介.
現在,同市では,同条例第3条第1項第4号に基づき「議会の事務局の職員」は「21人」*2と規定.本記事によると,「政務活動費に関する一連の不正取得事案」への「チェック体制の強化」*3として,同職員数を「24人に拡大」する方針の模様.職員増による「規律づけ」*4の具体的な職務内容は,増員後,要観察.

*1:富山市HP(富山市 例規集)「富山市職員定数条例」(平成17年4月1日,富山市条例第35号)

*2:前掲注1・富山市富山市職員定数条例)

*3:富山市HP(富山市議会)「1. 正副議長・あいさつ

*4:伊藤正次,出雲明子,手塚洋輔『はじめての行政学』(有斐閣,2016年)74頁

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)