中央区の魅力を発信する「区観光情報センター」が、先月できた新しい商業施設「京橋エドグラン」(京橋二)地下一階にオープンした。二〇二〇年東京五輪パラリンピックを控えて増加する外国人観光客に区内の魅力を知ってもらうため、英語や中国語を話せるスタッフが常駐。多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)対応の公式サイトも作った。
 センターは約百三十五平方メートルの広さで、東京メトロ銀座線京橋駅に直結。銀座と日本橋の中間にあり、東京駅からも近い。55インチの大型ビジョン二台を使ったバーチャルマップ「オーバービュー」では、区内を上空から捉えた画面を自由に操作して観光名所の場所などを確認できる。無料Wi−Fi(ワイファイ)も使え、整備費は内装工事などで約二億一千三百万円。
 運営はJTBコミュニケーションデザイン(港区)に委託した。同じ中央区の銀座や築地などにある地域の観光案内所と連携し、全体で多言語対応を強化する。区の田中智彦商工観光課長は「日本を訪れる外国人に興味を持ってもらえるようサイトも充実させたい」と話す。
 開館時間は午前九時〜午後九時、問い合わせはセンター=電03(6262)6481=へ。 (北爪三記)

本記事では,中央区における区観光情報センターの開設を紹介.
「外国人を含む旅行者」に向けて「多言語による対面案内」,「無料Wi-Fiサービスの提供」,「観光情報を検索できる多言語対応のタッチパネル端末」を「設置」*1した同センター.「午前9時〜午後9時」が「開館時間」となり,「原則として無休」*2.また,同センターは,「外国人旅行者が多く訪れる10地域」として「都内はもとより,都内近郊の観光情報を提供する」「広域的な観光案内拠点」として東京都から「指定」*3されている.同センターを通じた「様々な要望に対応していく」*4取組状況は,要観察.

*1:中央区HP(文化・観光・スポーツ観光情報)「観光情報センターが開設しました。

*2:前掲注1・中央区(観光情報センターが開設しました。)

*3:東京都HP(都政情報報道発表これまでの報道発表報道発表/平成28(2016)年6月)「平成28年度新規事業広域的な観光案内拠点(銀座地域)を整備・運営する事業者を指定しました

*4:鈴木秀洋「自治体におけるダイバーシティ推進への視座」『ガバナンス』2016年10月号,15頁

月刊ガバナンス 2016年 10 月号 [雑誌]

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