東京都世田谷区は公共施設で宅配ロッカーの設置を始めた。自宅で荷物を受け取れなかった際の再配達先に指定でき、通勤・通学途中などに荷物を受け取れる。周辺住民の利便性を高めるほか、再配達を減らすことで二酸化炭素(CO2)の排出量削減につなげる。
 宅配ロッカーはヤマト運輸などが出資するパックシティジャパン(東京・千代田)が提供する「PUDOステーション」。区役所本庁舎と上北沢地区会館の2カ所に設置したのに続き、10月下旬以降は烏山中央自転車等駐車場でも使えるようにする。
 東京23区で公共施設に宅配ロッカーを設置するのは珍しい。24時間使え、利用料は無料。現在はヤマト運輸が取り扱う荷物限定だが、今後は佐川急便など他社の宅配便も受け取れるようにする予定だ。

本記事では、世田谷区における「宅配便ロッカー」の公共施設へ設置の取組を紹介。
2017年4月11日付の本備忘録にて、千葉市の同取組を記録。本記事では、本年度9月から同区でも開催されたことを紹介。設置場所は、同区役所の「本庁舎第1庁舎北口付近」、「上北沢地区会館」、「烏山中央自転車等駐車場」*1の3カ所。同社に「登録」している者が、同社の「ホームページからサービスを利用」することになり、「利用」は「24時間」、「利用料」は「無料」*2とされている。利用をめぐる「集合行為」*3の状況は、要確認。

*1:世田谷区HP(くらしのガイド区政情報世田谷区について官民連携・大学連携官民連携)「公共施設に宅配便ロッカー「PUDOステーション」を設置します。

*2:前掲注1・世田谷区(公共施設に宅配便ロッカー「PUDOステーション」を設置します。)

*3:伊藤正次,出雲明子,手塚洋輔『はじめての行政学』(有斐閣,2016年)234頁

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)