東京都豊島区は全ての公園を禁煙にする改正条例案を2月議会に提出する。10月以降、灰皿や喫煙ブースを撤去する計画だ。民間有識者から23区で唯一、消滅可能性都市と指摘されたことも踏まえ、子育て世帯に配慮したまちづくりを進める。
 対象は公園、児童遊園、区民の森、広場を含む計165施設。現行では灰皿などを設けた公園は喫煙できるが、10月以降は全面禁煙にする。中池袋公園や池袋西口公園などは、壁で仕切った喫煙ブースも撤去する。
 罰則は設けない方針。警備会社に監視やパトロールを委託し、違反者に注意を促す。関連経費は6月議会に提出する補正予算案に盛り込む。
 豊島区は2014年、日本創成会議から消滅可能性都市と指摘された。池袋駅周辺では大規模な公園の改修も今後予定しており、受動喫煙の被害から子育て世帯を守り、生活しやすい環境をつくる狙いだ。

本記事では、豊島区における公園等の禁煙化の取組方針を紹介。
同区では、2018年「1月29日」から同年「2月16日」の期間で、「公園等の禁煙化に関する条例改正案について」の「パブリックコメント*1を実施。同パブコメでは「現在、喫煙場所が指定されている66公園等」のうち「一部の公園」は「経過措置を設けて」「2年間で段階的」としつつ、「原則」2018年「10月1日に禁煙化を実施」*2する案を提示。内訳は、「10月1日より禁煙化を実施する公園等」が「59園」、「2年間で段階的に禁煙化を実施する公園」が「7園」*3とされている。同序例改正に対するパブコメを含めた「住民や地元企業・業界団体の意向」*4は、要観察。