国際会議後は福島旅行を=復興へ協定締結-県や都など (時事通信2019年6月6日) 

 福島県と東京都、東京観光財団は6日、国際会議や展示会といった「MICE(マイス)」を誘致し、参加者に終了後の福島県への旅行を呼び掛ける取り組みなどを共同で進める協定を締結した。今後、県内の観光スポット情報を参加者に提供するほか、観光モデルコースを作り、旅行を通じた復興を後押しする。
 都庁での締結式に参加した小池百合子都知事は「国際会議の参加者に福島を訪れていただき、美しい自然、豊かな文化などを味わってもらいたい」と強調。福島県の内堀雅雄知事は「(東京電力福島第1原発事故の)風評払拭(ふっしょく)と福島の復興をさらに前に進めていくための大きな力になると期待している」と語った。

本記事では,東京都におけるMICE誘致の取組を紹介.

同都では,同県と同財団との間で,2019年「6月6日」に「都市間連携によるMICE誘致の推進に係る基本協定」を「締結」*1.同都では,2017年度に「札幌市,石川県,京都市,福岡市」,2018年度には「沖縄県名古屋市・愛知県」と同協定を「締結」しており,同県は「7都市目」」*2となる.同協定に基づき,「国際会議,企業系会議後の参加者の福島県への送客に向けた取組」,「報奨・研修旅行等の誘致に向けた共同事業」*3の実施が予定されている.

「協定」「に基づいて」「パートナーシップとしての連携を制度化」*4する同取組.今後の連携事業は,要観察.

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 :これまでの報道発表報道発表/平成31年 令和元年(2019年):5月)「福島県と「MICE誘致の推進に係る基本協定」を締結

*2:前掲注1・東京都(福島県と「MICE誘致の推進に係る基本協定」を締結)

*3:前掲注1・東京都(福島県と「MICE誘致の推進に係る基本協定」を締結)

*4:伊藤正次「多機関連携研究のさらなる展開に向けて」伊藤正次編著『多機関連携の行政学 事例研究によるアプローチ』(有斐閣,2019年)216頁

多機関連携の行政学 -- 事例研究によるアプローチ

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