電子通貨アクアコイン 職員給与の一部チャージ 木更津市で(東京新聞2019年11月25日) 

 木更津市は、電子地域通貨「アクアコイン」の普及を図るため、希望する職員を対象に、給与の一部を同コインに自動チャージする取り組みを始めた。約千人の職員のうち、チャージに応じたのは五十人。自治体の職員給与を電子地域通貨に入金するのは全国で初めてという。

 市職員課によると、職員給与は、地方公務員法の規定に基づき、いったん全額を職員の口座に振り込んだ上、任意の金額をアクアコインにチャージしてもらう。今回、チャージを希望した職員は中高年の男性が目立ち、チャージ額の平均は六千二百円。来月以降も希望者を募る。

 昨年十月にスタートしたアクアコインは、取扱店舗は四百九十六店舗(今月十三日現在)と目標の六百店に近づいている。その一方、月額の利用総額は平均約千五百万円で、市などが目標とする三千万円には届かない状況が続く。

 市産業振興課は「腰を据え長いスパンで取り組んでいきたい」としており、職員給与のチャージを通じて、アクアコイン市場の拡大につなげたい考えだ。

 アクアコインは、木更津市君津信用組合・木更津商工会議所が連携してスタート。利用者は、スマートフォンの専用アプリをダウンロードし、加盟店に設置してあるQRコードを読み取ることで、キャッシュレス決済を行える。 (山田雄一郎)

本記事では,木更津市における職員給与の取組を紹介.

同市では,2019年「11 月支給分給与より」「希望する職員に対し」「給与の一部」を「電子地域通貨」である「アクアコイン」の「市場の拡大に寄与する」ことを目的に,「アクアコイン」を「自 動チャージする運用を開始」*1.手続きとしては,「職員の給与を口座に振り込」んだ後,「予め申し込みを済ませた任意の金額分をアクアコインにチャージ」*2することとなる.

現金と電子地域通貨との間での「交換価値」*3に基づく同取組.今後の交換状況は,要観察.