温暖化対応、防潮堤かさ上げ 海面上昇で最大1.4メートル―東京都(時事通信2022年11月8日) 

 東京都は8日までに、地球温暖化による海面上昇や台風の強大化に対応した東京湾沿岸の新たな防災計画案をまとめた。防潮堤の高さを現行計画から最大で1.4メートル引き上げるなど、全長約60キロのうち約30キロ分をかさ上げする。
 計画案では、産業革命前から2100年までに平均気温が2℃、海面が最大約0.6メートル上昇するとした国連の気候変動に関する政府間パネルIPCC)のシナリオを採用。台風や高潮などで海水が防潮堤を超えないよう高さを見直す。例えば江東区東雲付近では1.4メートル、豊洲では0.6メートルかさ上げする。

本記事では、東京都における沿岸海外保全の取組を紹介。

同都では、「気候変動の影響を踏まえた海岸保全施設の機能強化」を目的に、「東京湾沿岸海岸保全基本計画[東京都区間]」」の「改定案」*1を策定。 同計画案では「気候変動の不確実性を考慮し、段階的な嵩上げを行う 」 *2方針も示されている。2022年「11 月7日」から同年「12 月6日」まで「意見募集」  *3を実施。

気候変動による「現在または将来のハザード」に向けての「防禦」*4の取組。計画策定後の適用状況は要観察。