市役所へ子連れ出勤 豊明市試行 隣席で仕事(読売新聞2023年3月21日)

子連れ出勤を試行する豊明市役所で20日、学校教育課に勤める森田愛さん(43)が小学2年の長男(8)を連れて登庁した。

 大人の机と椅子にちょこんと座った長男は、隣にいる森田さんの仕事を見ながら、算数と国語の宿題に取り組んだ。「絵も描いている」と話しながら、「ママ、あとどれくらい仕事をするの」と帰宅時間を聞いていた。

 森田さんは長女の小学校卒業式で半日休んだが、年度末で仕事があるので出勤。「在宅より仕事をこなせる。2年生なので座っていられるだろうと思い、連れてきた」と話した。上司の課長は「かえって私が緊張した」と語った。同課の窓口には「子連れ出勤試行中」の貼り紙をして、市民の理解を求めていた。

 試行は4月7日までで、0歳から小3までの子供を帯同できる。和室でパソコン業務をしたケースがあり、今後も小3と年中児を伴う男性などの申請がある。本格実施に向けた検証で、子供は親の席近くや、和室などに同行する。託児室は設けないという。

本記事では、豊明市における職員の出勤の取組を紹介。

同市では、「妊娠・出産、子育てに温かい地域づくりの機運を醸成するための方策を検討する」目的から、同「市役所」で「多様な働き方のモデルとなる取組」を、2023年「3月6日」から同年「4月7日」の間「試験的に実施」*1。試行では、「職員が子どもを連れて出勤することができる」ことと、「託児所や託児スペースは設けず、子どもの世話は職員自身が行う」*2。「実施期間の前後にアンケートを実施する」*3。予定。「対象職員」は、同「市役所庁舎内及び図書館勤務職員」、「帯同対象」は「0歳~小学校3年生」とし、「帯同場所」は所属の各課(室)内又はサテライトオフィス*4となる。

同試行を通じて「能力を遺憾なく発揮できる状況」*5の把握状況は、要確認。