カブトン課長「魅力発信」 田村市が昆虫課新設、観光交流課内(福島民友新聞2023年7月11日)

田村市は10日、観光交流課内に仮想部署の昆虫課を新設した。課長に市のキャラクター「カブトン」が就き、昆虫に関する話題を発信するなど「昆虫の聖地」として地域振興している市をさらに盛り上げる。

 カブトムシやクワガタなどの昆虫の魅力発信や「インセクト(昆虫)・ツーリズム」の確立を目的に新設した。昆虫情報の発信のほか、昆虫採集に関する問い合わせ対応、15日に再オープンする観光施設「ムシムシランド」への誘客を業務として取り組む。

 辞令交付式では白石高司市長がカブトンに辞令を手渡した。カブトンは通訳を務める職員を通し「田村市の魅力を最大限発信します」と抱負を語った。

 市によると、カブトンは夜行性のため日中業務に制限があるとのことだが、記念撮影などに対応できるよう検討するという。白石市長は「まだまだ未知数だが昆虫観光や産業化など期待が持てる。全国の昆虫に関する情報を集め、配信もしたい」と話した。

 問い合わせは、昆虫課(電話0247・61・5103)かメールアドレス(konchu@city.tamura.lg.jp)へ。

本記事では、田村市における組織改正の取組を紹介。

同市では、2023年「7月10日」に、同市の「観光交流課内」に「昆虫課」*1を設置。同課の業務では、「昆虫に関する魅力発信」、「ムシムシランドへの誘客促進」、「昆虫採集に関する問い合わせ」*2となる。

「個性的な組織」*3となる同取組。業務状況は要観察。

*1:田村市HP(組織でさがす観光交流課)「昆虫課について

*2:前掲注1・田村市昆虫課について

*3:田村秀「自治体の組織」北山俊哉・稲継裕昭編『テキストブック地方自治 第3版』(東洋経済新報社、2021年)56頁