■川崎市制100周年 うんこドリルとコラボ 子どもの権利、大人も一緒に楽しく学ぼう(東京新聞2024年5月23日)
川崎市子どもの権利条例を親しみやすく解説する小冊子「川崎市×うんこドリル 子どもの権利」が完成し、7月に市内3カ所でお披露目イベントが開かれる。市青少年支援室の佐藤直子担当課長は「子どもも大人も楽しめるドリルに仕上がった。これまで関心がなかった人にも子どもの権利を知ってもらうきっかけに」と話している。(北條香子)条例で守られる権利は「安心してうんこをふむ権利」「安心して生きる権利」のどっち-?ドリルはA5判カラーで20ページ。子どもの権利に関する問題が7問載っており、イラストで答えを解説。漢字やアルファベットにはルビが振られ、子どもにも分かりやすい内容だ。うんこドリルシリーズは文響社(東京)が2017年から発行する学習参考書で、全ての問題と例文にうんこという単語が入っていることで、子どもたちの心をつかみ大ヒットした。同室は市制100周年にあたり、全国に先駆けて01年に施行した条例への理解を広めようと、うんこドリルとのコラボを企画した。ドリル作成にあたり、昨年夏には市民らを対象にワークショップを開催。日常生活の中で子どもの権利が侵害されている場面などについて考えた。「『女の子らしくしなさい』と言われる」「ボール遊びができる場所がほしい」など、ワークショップの参加者から出た問題意識や意見もドリルの解説に盛り込んだという。ドリルは2万部発行し、市や市民団体が開くワークショップなどで配布し、活用する。事業費は約700万円。同室は対象年齢などに応じてワークショップが開けるよう「ワークショップ運営マニュアル」も作った。
本記事では、川崎市における子どもの権利の普及・啓発取組を紹介。
同取組を通じて「人々の行動を変える」*3状況は要観察。