市職員採用試験に大学推薦枠を導入 2024年度から 島根・益田(毎日新聞2024年6月20日)

優秀な人材を確保しようと、島根県益田市は2024年度実施の職員採用試験から「大学推薦選考」を導入する。第1弾として、地域の活性化などについて同市と連携協定を締結している大正大(東京)と推薦の覚書を締結。来年度以降、ほかの大学・高専にも広げたい考えだ。同市人事課は「全国的に珍しい取り組みではないか」としている。

 同課によると、職員採用試験の受験者は、13年度には130人(合格者16人)いたが、その後は減少傾向で、23年度は45人(合格者12人)にとどまった。このため、市政に必要な職員数を確保するため、大学推薦枠を設けることにした。

推薦の定員は1大学(高専)当たり原則1人。学内推薦を受けた学生は1次試験が免除され、2次面接のみとなる。大正大は、地域創生を学ぶ学生が市内の町づくり団体などで2~3週間の実習をしており、今年1月に推薦選考の覚書を交わした。

 市は今後、同じように連携協定を結んでいる島根大、島根県立大、松江工業高等専門学校、美作大(岡山)とも推薦選考の覚書を交わすことを目指す。山本浩章市長は「(推薦選考について)大学に声を掛けていきたい」と話している。【村瀬達男】

本記事では、益田市における職員採用の取組を紹介。

3つの大学と「連携協定」を「締結」*1する同市。3つのうち同大学とは2024年「1月16日に」「職員採用について」「大学推薦選考」「に関する覚書を締結」*2

「非筆記試験」*3による同採用の取組。推薦状況は要観察。