高知県は7日、結婚や出産、子育てなどに関する相談をワンストップで受け付ける「高知家の出会い・結婚・子育て応援コーナー」を県庁4階の高知県少子対策課内に開設した。平日午前9時〜午後5時、対面、電話、メールの相談に対応する。
 自治体独自の少子化対策を支援するため、国が2013年度補正予算で創設した「地域少子化対策強化交付金」を活用。14年度の事業費は約1500万円で、高知県法人会連合会に委託して高知県少子対策課内にスタッフ2人を常駐させる。 独身者には出会いのきっかけイベントや婚活サポーター制度、婚活に役立つセミナーなどの情報を提供する。これまで妊娠や出産、子育てと仕事の両立などに関する相談窓口は多くの機関に分かれていたが、総合的に対応して最適な支援制度や専門機関につなぐ。
 対面相談用の個室も設け、専用電話(088・821・8080)のほか、ファクスやメールも開設した。 高知県少子対策課は「ライフステージの各段階に応じた多様な相談に対応し、少子化対策へ切れ目のない支援に努めたい」としている。

本記事では,高知県におけるワンストップ相談窓口の設置の取組を紹介.同取組は,同県HPを参照*1
同取組では,「結婚や出産を希望する若い世代」を「後押」をするとともに,「女性」が「働き続けられる環境の整備」を目的として,「出会いから結婚」「妊娠,出産,子育て,子育てと仕事の両立など」「ライフステージの各段階」の「様々な悩みを1つの窓口」で「聞き」「最適な支援制度や専門機関」を「案内」するために,「2014年7月7日」に同「県庁本庁舎4階」の「少子対策課内」に「開設」*2.「独身男女」への「出会いの機会を提供する交流会の開催」,「地域で独身者」への「世話焼きをボランティア」するで「「婚活サポーター」制度」の運営,「婚活に役立つ無料セミナー」の「案内」等を通じて「独身」者への「きめ細かな結婚支援」*3を行うことが予定されている.なお,同窓口への相談には「子育て中の方」,「独身男女の皆さん」に加えて「親御さんからの相談も大歓迎」*4とも紹介されている.
「1カ所にコンタクトすれば,すべてが対処される仕組み」*5ともなる同取組.同取組で対応する,出会い,結婚,妊娠,出産,子育て,子育てと仕事の両立は,一人の相談者のなかで,併発する場合もあれば,時間の経過とともに生じる課題の場合もある.一人の相談者が,時間を経て,同じ組織が継続的に支援する環境が揃うことが叶うと,さらに「スムース」*6な相談と支援が進みそうか.同窓口への利用状況は,要観察.

*1:高知県HP(組織から探す地域福祉部 少子対策課)「「高知家の出会い・結婚・子育て応援コーナー」を開設します!

*2:前掲注1・高知県(高知家の出会い・結婚・子育て応援コーナー」を開設します!)

*3:前掲注1・高知県(高知家の出会い・結婚・子育て応援コーナー」を開設します!)

*4:前掲注1・高知県(高知家の出会い・結婚・子育て応援コーナー」を開設します!)

*5:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『第3版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2014年)192頁

ホーンブック 地方自治[第3版]

ホーンブック 地方自治[第3版]

*6:前掲注4・礒崎初仁・金井利之・伊藤正次2014年:192頁