岩崎忠先生より,ご恵与賜りました.ありがとうございました.
岩崎忠先生は,本誌内で「タクシー新法と協議会(1)」(『自治実務セミナー』第48巻第12号,2009年12月号,32−40頁),「タクシー新法と協議会(2)」(『自治実務セミナー』第49巻第1号,2010年1月号,24-31頁)と題する御高論を寄稿されております.
「特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法」の2009年10月1日からの施行に伴い,「需給不均衡の解消」((2)30頁)に向け,「地域の協議会」((1)32頁)設立がはかられるなかで,本稿では,神奈川県におけるバス事業を対象に,2001年に設けられた「神奈川県生活交通確保対策地域協議会」の検討過程・結果等への分析を行い,都道府県機能の現状と意義を明らかにされております.本稿を通じて,協議会という「場」が持つ可能性を考えさせて頂きました.今後,同協議会が各地において設置・運営されることで,同協議会を通じた「需給不均衡の解消」がどのように実施されているのかという,執行研究の観点からの更なる考察の可能性を有する貴重な御高論と存じました.
心より御礼を申し上げます.誠にありがとうございました.