宮城県庁最上階のレストラン「みやぎ食めぐり厨房(ちゅうぼう) ごっつお十八番」が3月19日に閉店することが3日、決まった。利用者が伸び悩み、赤字が恒常化していた。
 ごっつお十八番は2003年1月にオープン。地方職員共済組合県支部支部長・村井嘉浩知事)が、県からスペースを借りて運営している。18階の眺望を売りに、県産食材の料理や地酒を提供してきた。03年度は一般市民や県職員ら4万1000人が訪れたが、08年度は3万2000人にまで落ち込んだ。開店以降、年1000万円前後の赤字が続いていた。
 共済組合は、県庁の最上階で一般市民が入りづらく利用客が伸び悩んだとみている。共済組合本体の運営も厳しく、店の赤字補てんはこれ以上難しいと判断した。共済組合の正職員1人と臨時職員7人が働いている。組合は臨時職員の契約を4月以降更新せず、希望を聞いた上で、再就職を仲介する。後継テナント探しは難航している。見つからない場合、空きスペースを県に返還する方針で検討する。共済組合県支部は同じスペースで1989〜02年、近くのホテルに委託してレストラン「はぎ」を経営した。昼は毎日、夜は水、木、金曜の営業。夜の営業は予約制。連絡先は022(211)3880。

本記事では,宮城県の庁舎に設置されたレストランの閉店方針を紹介.同レストランは,「庁舎南側」の「18階」*1に配置.同階の案内図*2を拝見すると窓際に横長な配置.
同レストランの紹介HPを拝見すると,まず,自ら「インパクトは強い(?)」*3と紹介されているようにその名称が与える印象は確かに強い.同レストランの特徴は,「宮城県庁の18階で仙台市内を一望しながらの」「お食事」が可能とあり,「当店のおすすめ」としては「県内各市町村の旬の素材を用いたお料理「みやぎ味めぐり御膳」*4にある.例えば,「平成22年2月1日(月)〜2月26日(金)」の間では,「石巻市大崎市の季節の食材を使用したお膳」が「1,000円(税込み)」で「提供」*5されている(写真付きで,結構な分量なようですね).その他にも,「ゆったりとした午後のひとときを眺望と食事を同時に楽しみたい方のため」に「お膳の中身は親方おまかせ」の「会席膳」も「用意」.「みやぎ”旬”会席」の「2,000円」と「3,000円」の2種類があり,「予約」*6にて対応.各種積極的な取組を確認できるものの,本記事では,本レストランの特徴の一つであるその配置を一つの要因として,「県庁の最上階で一般市民が入りづらく利用客が伸び悩んだ」との分析結果を示している.なるほど.
2008年3月4日付及び同年10月23日付の各備忘録にて提案し,同年12月7日付の本備忘録にて項目立てを試みた,本備忘録における妄想的・断続的観察課題の「庁舎管理の行政学」にて「第3章:役所食堂の行政学」として位置づけた「役所食堂(職員食堂)の行政学」.2008年10月23日付の本備忘録にも記した「残りの自治体行政の観察人生において「役所食堂(職員食堂)の行政学」の樹立をコッソリと目指すつもり」との思いも今もなお少なからずあり,下名個人的には役所食堂の潜在的可能性は種々妄想しつつも,まずは現状把握(という名の来店)止まりの段階.本記事では「後継テナント探しは難航」とも紹介されてはいるものの,今後の同食堂の行方は,要経過観察.