家庭から出る可燃ごみは「家庭系バイオ資源」――。三豊市の横山忠始市長は27日、新年度から広報誌や公文書などで「ごみ」という表現を一切使わず、「資源」と表現すると発表した。同市は可燃ごみ全量を発酵させて肥料と固形燃料にリサイクルする「トンネルコンポスト」の導入を目指している。その前段として、理念に掲げる「ごみはすべて資源」を浸透させるのが目的だ。
 これまで紙類と表記してきた新聞や段ボールは「紙資源」、粗大ごみも「粗大物資源」に替え、ごみステーションは「資源ステーション」、有料の指定ごみ袋も「資源回収指定袋」にする。手始めに、条文に「ごみ」の表記がある市条例6本を改正する条例案を3月議会に提出する。同市は18種類のごみ分別を実施するなどリサイクルに力を入れてきた。トンネルコンポストによる可燃ごみ処理は、早ければ2015年度に始まる見込みだ。記者会見した横山市長は「市を挙げて『ごみは資源』を徹底する。国民全体の意識改革につながることを期待したい」と述べた。

本記事では,三豊市における「ごみ」から「資源」への表記統一の取組を紹介.
現在,18の分別回収を実施されている同市.2013年3月31日にクリーンセンターの「業務が終了」*1となる.今後は,本記事でも紹介されている「バイオマス資源化センター」を整備し「トンネルコンポスト方式により」*2,資料「三豊市の収集(回収)したごみのゆくえ」でも「焼却・埋め立て」*3とされてきた「燃やせるゴミ」は.「新たな資源(固形燃料の原料)」*4となる.そのため「ごみはすべて資源」ともなる.では,回収された「資源」,現在のゴミは「不要物」*5ではなくなると,理解することが適当なのだろうか.要確認.

*1:三豊市HP(暮らしの情報:広報みとよ:広報みとよ2013 3月号)「広報みとよ2013 3月号」8頁

*2:前掲注1・三豊市(広報みとよ2013 3月号)9頁

*3:三豊市HP(暮らしの情報:ごみ・環境・ペットごみ・資源物の出し方・分け方について)「三豊市の収集(回収)したごみのゆくえ

*4:前掲注1・三豊市(広報みとよ2013 3月号)9頁

*5:北村喜宣『環境法』(弘文堂,2011年)429頁

環境法

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