二十三区で最も多くの在日大使館がある港区の特徴を生かして、都や区でつくる実行委員会が、普段なかなか立ち入る機会のない大使館をめぐるスタンプラリーを二十一日から始める。 (松村裕子)
 港区には昨年十二月一日現在で八十一カ国の施設が集中しており、このうちボリビアやフィジースロベニアギリシャなどの十五施設がスタンプラリーの対象。期間は三月六日までで、集めたスタンプ数に応じて大使館オリジナルの商品が当たるくじ引きに参加できる。スタンプラリーに参加するには、港区役所や総合支所などで無料配布される「エンバシー・トリップ・パスポート」が必要。訪問先の大使館でパスポートにスタンプを押す。くじ引きは三月七日に新橋駅SL広場で開催される「港区ワールドカーニバル」で実施。スタンプ三カ所で一回、すべての施設訪問で四回くじを引ける。大使館がそれぞれイベントブースを設けて各国の観光情報や食を紹介、民族舞踊を披露する趣向もある。大使館側は観光PRにつながることを期待しており、フィジー大使館の職員は「国の認知度を上げたい」と張り切っている。問い合わせは実行委事務局=電03(6737)9343=へ。

本記事では,東京都と港区における大使館巡りの取組を紹介.
「都内」で「未だ活用されていない地域資源」について「都内の各地域から」「地域資源を活用するためのアイディア」を「募集」し「旅行者誘致につなげていく」「地域資源発掘型実証プログラム事業」*1の一環として.「ほとんどは皇居を北東の隅として,南北方向に広がる楕円のなかに収まっている」*2,都内の大使館のうち「港区内」の「大使館等」「15施設」を訪問」し「スタンプを獲得」*3する同取組.2015年「1月21日(水曜)から3月6日(金曜)まで」「スタンプラリー参加大使館等」に「訪問し,「入手したパスポート所定の位置にスタンプを押」すことで,2015年「3月開催の「港区ワールドカーニバル」で「賞品が当たるくじ引きに参加」*4が可能となる.ぜひ訪問してみたい.

*1:東京都HP(これまでの報道発表2015年1月)「地域資源発掘型実証プログラム事業「港区内の大使館等をめぐるスタンプラリー」開催のご案内

*2:木下郁夫『大使館国際関係史―在外公館の分布で読み解く世界情勢』(社会評論社,2009年)280頁

大使館国際関係史―在外公館の分布で読み解く世界情勢

大使館国際関係史―在外公館の分布で読み解く世界情勢

*3:前掲注1・東京都(地域資源発掘型実証プログラム事業「港区内の大使館等をめぐるスタンプラリー」開催のご案内)

*4:前掲注1・東京都(地域資源発掘型実証プログラム事業「港区内の大使館等をめぐるスタンプラリー」開催のご案内)