滝沢市は3日、市役所向かいの同市下鵜飼に建設した交流拠点複合施設「ビッグルーフ」の報道関係者向け内覧会を開いた。
 同施設は鉄骨造り2階建て、延べ床面積6356平方メートル。1階は観光案内所や産地直売所を置く産業創造センター(2017年4月オープン)と、10万冊を収容できる図書館などを備えたコミュニティーセンターを併設し、2階に屋上テラスがある。総工費は45億4853万円。
 同センター内の大ホールは壁を取り払い、催事規模や目的に合わせて調整可能。6メートル昇降できる客席があり、ステージとして利用もできる。
 市民向け内覧会は8日午前10時〜午後4時。コミュニティーセンターは12月1日にプレオープンする。

本記事では,滝沢市における複合施設の取組を紹介.
同市では「交流拠点複合施設」*1として同施設を整備.「大屋根の下」「中と外が一体的に活用できるよう」な「工夫」が「試み」られており「大ホール」「小ホール」「ホワイエ」「会議室」「図書館」「創作室兼準備室」「クッキングスタジオ」「ギャラリー」「キッズルーム」「市民活動支援センター」「産業創造センター」等の「施設のほとんどが一階」*2に配置されている模様.本記事では内覧会の様子を紹介.複合化による多機能をもつ同施設内での他機能との「緩やか」*3な連携状況は,開館後に訪れて観察してみたい.

*1:滝沢市HP(たきざわコミュニティ協働・参画 滝沢市交流拠点複合施設等整備事業について)「滝沢市交流拠点複合施設〔概要版〕」(平成28年5月)

*2:前掲注1・滝沢市滝沢市交流拠点複合施設〔概要版〕)1頁

*3:保井美樹「新しい「コモンズ」を支える組織のデザイン」岡崎昌之編,全労済協会監修『地域は消えない』(日本評論社,2014年)94頁

地域は消えない―コミュニティ再生の現場から

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