千代田区、独自にBA.5対策宣言 区民に感染防止徹底呼びかけ(東京新聞2022年8月5日)

  東京都千代田区は四日、新型コロナの感染急拡大を受け、独自に「区版BA.5対策強化宣言」を出した。区内では新規感染者が七月の最終週に週当たり千人を超しており、法に基づかない呼び掛けだが、宣言を出すことで改めて区民に感染防止の徹底を訴える。

 内容は、政府が新設し都道府県が発出するBA.5対策強化宣言の内容を含む五項目。都は四日現在、宣言をしていない。
 呼び掛けるのは、(1)基本的な感染防止対策の徹底(2)ワクチン接種の促進(3)高齢者や基礎疾患がある人と家族を対象に、混雑した場所への外出の自粛(4)帰省で高齢者と接触する前の感染検査の実施(5)会食時の大声や長時間利用の回避と会話する時のマスク装着。
 さらに区として対策の周知を強化する。既に換気が十分にできているかを測定できるCO2センサーを抽選で区民に百五十台貸し出しているが、その測定結果を報告してもらい、区のホームページで伝える。また、気付かぬうちに密になりやすい場を知ってもらう。
 実例として最近、窓が開いていない満員電車内でCO2濃度が二六〇〇ppmと確認されたと報告があった。厚生労働省は一〇〇〇ppm以下が適切と目安を示している。(井上靖史)

本記事では、千代田区における感染拡大防止の取組を紹介。

同区では、2022年「8月4日」に「国のBA.5対策強化宣言の内容を含む」「自主管理を推奨する」「呼びかけ」*1を開始。

同「呼びかけ」では、「基本的な感染症対策の再徹底」、「早期のワクチンの3回目までの接種、および高齢者や基礎疾患を有するなど重症化リスクが高い方の4回目接種」、「高齢者や基礎疾患がある人、およびその同居家族等は、混雑した場所や感染リスクが高い場所への外出自粛など、感染リスクが高い行動を控えていただくこと」、「帰省などで高齢者と接触する場合の事前検査」、「会食時の大声や長時間利用の回避、会話をする際のマスク着用」*2を求めている。

「投網型鎮静」*3に向けた同取組。同宣言に基づく取組状況は要確認。