ふるさと納税 返礼品を拡充 足立区、住民税流出を受け(東京新聞2022年10月12日)

 十一日からの海外からの入国者数上限の撤廃を踏まえ、東京都千代田区は、区のホームページ(HP)を自動で翻訳する外国語の数を、これまでの四言語から百二十一言語に増やした。都内最多の言語数という。

 区のHPはこれまで日本語のほかに英語や中国語、韓国語に対応していた。新たにアラビア語ウクライナ語などを大幅に加えた。
 HPを開くと、画面左下に「Select Language」という紫色のカーソルが現れ、そこから言語を選ぶ。過去の閲覧履歴が残っていると表示されないことがあり、最新の情報に更新する必要がある。
 対応言語を大幅に増やした理由の一つには、新型コロナウイルス対応がある。感染しても保健所の発生届の対象とならない軽症の外国人が、療養で迷わないようにHPを通じて案内する。区によると、コロナ前は区内の外国人滞在者数はひと月当たり最大八十六万人だったが、コロナの影響で昨年三月時点では最小の三百三十九人に落ち込んでいた。(井上靖史)

本記事では、千代田区における多言語翻訳の取組を紹介。

同区では、同「区ホームページ」の「対応言語」を、2022年「10月から」「従来の4言語から121言語に拡大」*1

「一人ひとりが異なる存在」*2であることに対応した同取組。利用状況は要確認。

*1:千代田区HP「多言語翻訳(Multilingual)」20頁、21頁

*2:大森彌・大杉覚『これからの地方自治の教科書改訂版』(第一法規、2021年)6頁