千代田区の有楽町と大手町を結び、一部が平日の正午から一時間だけ歩行者天国になっている区道「丸の内仲通り」について、舛添要一知事は十四日、歩行者天国の時間帯を拡大する意向を示した。
 舛添知事はこの日、千代田区丸の内などで都心のまちづくりを現場視察。丸の内仲通りについて、すし屋台やそば屋台を出せるようにして、にぎわいを生み出すアイデアを披露。歩行者天国について「実験的に少しずつ拡大して、三百六十五日歩行者だけの通りにする」と語った。丸の内仲通りは二〇〇二年に丸の内ビルディングが全面改装されて以降、歩道を広げて石畳にするなど、街歩きを楽しめる環境づくりが進められてきた。

本記事では,東京都における「歩行者天国の交通規制」の取組方針を紹介.
現在の東京都内での交通規制は,警視庁HPでは「秋葉原地区」「銀座地区」「新宿地区」*1の3地区での実施を紹介.3地区では具体的には,秋葉原地区では「4月〜9月」の「午後1時〜午後6時」「10月〜3月」の「午後1時〜午後5時」の毎週「日曜」,銀座地区では「4月〜9月」の「午後0時〜午後6時」「10月〜3月」の「午後0時〜午後5時」で「土曜,日曜,休日」,新宿地区では「4月〜9月」の「午後0時〜午後6時」「10月〜3月」は「午後0時〜午後5時」に「日曜,休日」*2と,いずれも日時指定により規制を実施されている.
本記事によると,千代田区道の「丸の内仲通り」でも実施されている同規制を「時間帯を拡大する」方針と紹介.常時交通規制が実施されることで,「その変貌のサイクルの早さと完璧性においても,日本を代表する地区」*3の一部を,歩いて観察する機会が増加しそう.今後の同方針の具体化は,要確認.

*1: 東京都HP(各局のページ警視庁交通安全)「歩行者天国の交通規制

*2: 前掲注1・東京都(歩行者天国の交通規制)

*3:鈴木博之『現代の建築保存論』(王国社,2001年)66頁

現代の建築保存論

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