道は本年度から、30代から40代前半の中堅職員確保策として、育児などで退職した職員も受験可能とする採用制度を導入した。行財政改革に伴って長年続いた新規採用の抑制で、中堅職員の不足が見込まれるためで、いびつな職員の年齢構成の是正を図る方針だ。
 制度を変更したのは、民間企業などの職務経験を5年以上積んだ人が対象の中途採用枠。昨年度までは多様な経験や人脈を持つ人材を活用する狙いから、対象を民間企業や国、道以外の地方自治体の勤務経験がある人に限定していた。
 本年度からは中堅職員を増やすほか、道での行政経験がある人を即戦力として生かすため、結婚や育児、家庭の事情などで退職した職員も受験できるようにした。採用は昨年度の28人から本年度は約80人に増やす。

本記事では,北海道における職員採用の取組を紹介.
「経験者採用」において,応募要件を「民間企業正規職員(フルタイム勤務) 」「派遣職員」「アルバイト,パート」「国,地方自治体職員」「NPO職員」 「ボランティア」での「職務経験」が「5年」,そして「6か月以上の職務経験の通算も可能」とし,「年齢制限」を2016年4月1日現在で「59歳」「まで受験可能」*1とした同道.第1次試験は「職務経験等記載シート」に基づく「書類審査」*2,事務系区分については,第2次試験は「小論文」と「個別面接」,第3次試験は「個別面接等」*3となる.本記事では,募集要件では民間企業,国以外の「自治体の勤務経験」に関しては「道以外」と限定していたところ,本年度より「結婚や育児,家庭の事情などで退職した職員も受験できる」ことに改めたことを紹介.
いわるる「一括採用・一括管理としての内部管理型人事」*4からの漸進的移行としても整理ができそうな同取組.応募状況の職種は,要確認.