東京都交通局、都営地下鉄の駅構内のゴミ箱を撤去へ(日本経済新聞2022年4月18日) 

東京都交通局は18日、都営地下鉄新交通システム日暮里・舎人ライナー」の駅構内に設置しているゴミ箱をすべて撤去すると発表した。5月9日の始発から構内のゴミ箱が使えなくなる。利用者にはゴミの持ち帰りを呼びかける。

交通局は「駅員が常にゴミ箱を監視できるわけではない。テロなどへの対応を強化するため全面撤去に踏み切る」としている。自動販売機に付属するペットボトルなどのリサイクルボックスは引き続き利用できるという。

テロ対策などを巡っては、交通局が2015年に中身の見える透明なゴミ箱を導入し、改札口にいる駅員の目が届く範囲に設置した。オリンピックなど国際的なイベントの開催時には一時的に撤去した。

同局によると、21年度は駅員が排出した分を含め約200万キログラムのゴミが排出された。収集運搬などにおよそ1億円の費用がかかったという。

駅構内のゴミ箱の撤去は、ほかの鉄道各社も進めている。東京地下鉄東京メトロ)は22年1月に撤去し、小田急電鉄は3月に「テロ・防災対策などを総合的に勘案し」撤去した。

本記事では、東京都における都市交通の取組を紹介。

同都では、2022年「5月9日」から「利用時の安全性向上」を目的に、「都営地下鉄各駅、日暮里・舎人ライナー日暮里駅及び西日暮里駅の改札口付近に設置しているごみ箱」「撤去」し、「ごみはお持ち帰」ることへの「理解」と「協力」*1を求めていく。

ごみの持ち帰りへの「行動を促す」*2す同取組。今後の持ち帰り状況は要観察。