回収ペットボトル 全て循環再生 多摩市とサントリーが協定(東京新聞2022年8月28日)
東京都多摩市は二十五日、回収したすべての使用済みペットボトルを再びペットボトルとしてリサイクルするため、サントリーグループと協定を結んだ。都内で同社と同様の協定を結んだ自治体は、稲城、府中、清瀬の三市に次いで四例目。市や同グループによると、使用済みペットボトルは通常、主に衣料品や食品トレーなどに加工。繰り返しリサイクルすることは難しい。ペットボトルの原料に再生されているのは15・7%にとどまるが、何度でも再利用できるという。市内では昨年度、約五百七十九トンのペットボトルが回収された。協定に基づき来年度からは、全量がペットボトルの原料になる。従来の石油からの原料で生産した場合と比べ、60%のCO2削減効果があるという。市役所で開かれた締結式で、サントリーホールディングスの藤原正明執行役員は「ペットボトルを再びボトルにすることで循環型社会を目指す」と話した。(宮本隆康)
本記事では、多摩市における協定締結の取組を紹介。
同市では、同社と同「市が収集した使用済みペットボトルをペットボトルに再生する」「リサイクル」に関する「協定」を2022年「8月25日」に「締結」*1。同協定により、2023年度からは「ボトルtoボトル」の「水平リサイクルに特化」*2
「公-民協定(縦型協定)」*3に基づく同取組。同協定に基づくリサイクルの状況は、要観察。
*1:多摩市HP(暮らし・手続き・生活環境:ごみ・リサイクル:重要なお知らせ)「多摩市とサントリーグループとの「ペットボトルの水平リサイクル」に関する協定を締結しました。」
*2:前掲注1・多摩市(多摩市とサントリーグループとの「ペットボトルの水平リサイクル」に関する協定を締結しました。)
*3:大橋洋一『行政法Ⅰ 現代行政過程論 第4版』(有斐閣、2019年)243頁。