新社会人の入社式や入庁式、全国各地で 4年ぶりの対面式典も(毎日新聞2023年4月3日) 

 新年度に入り、全国の企業や官公庁で3日、入社式や入庁式が開かれた。政府の新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが緩和され、4年ぶりに対面の式典を復活させる動きも見られた。新たな日常が期待される中、新社会人がさまざまな形で式典に臨んだ。

 新型コロナ対策を主導してきた厚生労働省では、4年ぶりに対面で入省式が開催された。これまで会場として使用されてきた省内の講堂には、新型コロナウイルス対策本部の作業スペースが設置されているため、東京都千代田区の貸会議室が入省式の場となった。

入省式に参加した新入職員は283人で、厚労省発足以来、過去最多。このうち127人が女性だった。マスクを着けた新入職員が多く、真剣な面持ちで式に臨んでいた。加藤勝信厚労相は国会審議で欠席し、大島一博事務次官が代理で辞令を交付した。新入職員代表の男性は「不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たることを固く誓います」などと述べた。

 東京都は3日午前、新宿区の都庁第1本庁舎で新入職員の「入都式」を開いた。代表として35人が出席し、残りの約1800人は職場や自宅からオンラインで視聴した。

オンラインでの同時開催は、新型コロナの感染拡大以降、3年連続。新型コロナ対策でのイベントの制限などが緩和されているが、都によると、今年はテレワークなどの多様な働き方を体感してもらうためにオンラインを活用したという。

 小池百合子知事は「想像を超えるスピードで世界が変化し、歴史の転換期を迎える今だからこそ、従来の発想を大胆に打ち破って、イノベーションを生み出していかなければなりません。常に未来志向で、新たなチャレンジを続けていきましょう」と呼び掛けた。産業労働局に配属される渡辺真由さんは「東京でより多くの方が起業に挑戦できる環境作りに取り組みたいと考え、入都を志した。世界一のスタートアップ都市・東京の実現に向けて貢献したい」と宣誓した。【神足俊輔、黒川晋史】

本記事では、東京都における入都式の開催を紹介。

同都では、2023年度の同「都職員入都式」を同年「4月3日」「午前11時00分から午前11時20分まで」*1との開催。「対象者」は、2023「年4月1日付新入職員」「1,828名(予定)」であり、同「都庁第一本庁舎5階大会議場」で開催した同式の「出席者」は「35名(予定)」とし「その他の新入職員はオンラインで参加」*2

採用した職員が組織に適応し、業績を上げる」*3過程は要観察。

*1:東京都HP( 都政情報 : 報道発表:  これまでの報道発表 : 報道発表/令和5年(2023年): 3月 )「令和5年度東京都職員入都式

*2:前掲注1・東京都( 令和5年度東京都職員入都式

*3:稲継裕昭・大谷基道『現場のリアルな悩みを解決する! 職員減少時代の自治体人事戦略』(ぎょうせい、2021年)、167頁