東京都、水素取引所立ち上げへドイツ財団と連携合意(日本経済新聞2024年2月2日)

東京都は2日、水素普及に取り組むドイツのH2グローバル財団と、再生可能エネルギーを活用したグリーン水素の普及促進などについて連携する合意書を締結した。グリーン水素の物流や調査研究のほか、都が立ち上げを目指す水素取引所に関しても協力する。

小池百合子都知事とH2グローバルのマルクス・エクセンベルガー会長が締結式に出席した。水素関連企業との協力関係構築や世界各地の水素市場との連携でも協力する。H2グローバルはドイツ政府や企業が設立した財団。市場メカニズムを通じた水素の生産や利用促進に取り組んでいる。

都は2023年12月に水素取引所の立ち上げ構想を表明し、H2グローバルとの連携も明らかにしていた。小池知事は「H2グローバルは(水素市場の立ち上げに関する)ノウハウや知識を持っている。知恵を出し合いながら水素の普及を強力に進める」と話した。

本記事では、東京都における合意書締結の取組を紹介。

同都では、同財団と2024年「2月2日」に、「水素の普及について連携・協力合意書」を「締結」*1。同合意書に基づき「グリーン水素及びクリーン水素の取引や物流等に係る情報共有及び 意見交換における連携」「グリーン水素及びクリーン水素に係る技術動向における調査研究な どに関する連携」「グリーン水素及びクリーン水素の普及に向けた会合及びフォーラム などに関する連携」「グリーン水素及びクリーン水素の取引所等をお互いに作り上げるための連携」「グリーン水素及びクリーン水素の普及や取引所等の立ち上げに向け た水素関連企業などとの関係構築に関する連携」「日本、欧州、そして世界の水素市場の連携と成長を支援することを目 的とした強力な協力体制の約束」*2の取組が予定。

「公-民」*3に基づく同取組。同合意書に基づく具体的な連携の取組状況は、要観察。