大阪府四條畷市は15日、LINEの兄弟会社のワークスモバイルジャパン(東京・渋谷)と組み、ビデオ通話機能を使った採用面接を始めると発表した。オンラインでの採用面接は全国の自治体で初めてという。県外に進学したり就職したりした人材のU・Iターン就職の需要を取り込む。団塊世代の大量退職に備える。
 ワークスモバイルが提供するビジネスチャット「LINEワークス」を9月からの採用試験で活用する。このほど募集を開始し、希望者は1次面接と2次面接をスマートフォンスマホ)やパソコンのビデオ通話機能を使って受けられる。就職希望者は最終面接以外は市役所に来庁する必要がなくなる。
 四條畷市の東修平市長は「職員採用試験に応募しやすい環境を実現する」とコメントした。民間企業で働いている人や、子育てなどで時間が取りにくい人も受験をしやすくなる効果も見込んでいる。

本記事では、四條畷市における職員採用の取組を紹介。
同市では、2018年度の「職員採用」の「9月試験」において「Web面接で遠方からでも受験」*1を可能にしている。対象区分は、2つ。一つは、1991年「4月2日から」1997年「4月1日までに生まれた人」であり「大学卒業程度の学力を有する」の「事務職A」の「2名」*2。もう一つは、1983年「4月2日から」1991年「4月1日までに生まれた人」であり「民間企業等において正社員・正職員として従事した職務経験が」、2018年「4月1日現在で通算して5年以上ある人」の「事務職B」の「1名」*3となる。「ICTを駆使」*4した同取組。募集状況及び選考過程は、要観察。

*1:四條畷市HP(募集しています)「平成30年度四條畷市職員採用試験のご案内(9月試験)

*2:前掲注1・四條畷市(平成30年度四條畷市職員採用試験のご案内(9月試験))

*3:前掲注1・四條畷市(平成30年度四條畷市職員採用試験のご案内(9月試験))

*4:稲継裕昭編著『シビックテック』(勁草書房、2018年)、124頁

シビックテック: ICTを使って地域課題を自分たちで解決する

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