露出激しい水着、過激なポーズ禁止なら「水着撮影会」許可 埼玉県公園緑地協会がプール利用「暫定条件」(東京新聞2023年7月19日)

  埼玉県の県営プールで6月、「水着撮影会」の中止を一律に求めた問題で、県から運営の委託を受ける県公園緑地協会は19日、撮影会を許可する暫定的な条件を設定し公表した。

 協会によると、暫定条件では、露出の激しいマイクロビキニや過激なポーズの禁止のほか、18歳未満のモデルを出演させる場合、児童ポルノ禁止法などに抵触する行為を禁じた。適用は9〜10月。来季については、来年2月までに新たな運用指針を定める。
 プールは県内3公園にあり、唯一指針があった「しらこばと水上公園」(越谷市)の規定を一部改訂し、他の2公園にも適用する。
 この問題は今春、しらこばと公園の撮影会に、県民から協会に苦情があったのが発端。協会は6月、違反が確認された2団体に撮影会中止を要請。他のプールを利用する団体にも撮影会中止を求めた。他プールでは指針がなかったことなどから、協会は一部団体への要請を撤回していた。(浅野有紀)

本記事では、埼玉県における公共施設管理の取組を紹介。

同県が「指定管理」を委ねる同協会に対して「許可条件」「ルール」を「専門家を交えた検討をするよう」「依頼」*1してきたところ、同協会では、「3つの水上公園で統一した許可条件を暫定的に定め、運用すること」*2を開始。

同基準にもとづく「施設の管理」*3状況は要確認。

*1:埼玉県HP(県政情報・統計 : 広報 : ようこそ知事室へ : 定例記者会見 : 令和5年 )「知事記者会見 令和5年6月12日

*2:公益財団法人 埼玉県公園緑地協会HP(お知らせ : そのほか : 2023年 )「県営水上公園における水着撮影会の再開について 

*3:稲継裕昭「公と民の境界線」北山俊哉・稲継裕昭編『テキストブック地方自治 第3版』(東洋経済新報社、2021年)222頁